来院2回で終わる根管治療
再発・再治療もありません

- 長期間の治療は不要
- 「再発・再治療」を防ぐ治療
- 「抜歯」診断の方もご相談ください
根管治療は、再発率が多いと言われています。その主な原因は感染箇所の除去が不完全なことです。
根管内は視界が限られた狭い空間のため、細部までの処置が困難なことがあります。結果として、目視できない部分が未処置となり、そこから再発するケースが見られます。
この治療の成功率に大きく影響するのが、設備と材料です。これらの選択により治療の成功率が大きく変わります。当院では、多くの医院で「自由診療」でしか使われない設備・材料を、「保険診療」でも使用しています。
一般的な歯科医院 | 当院 | |
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使用器具 | ステンレスファイル | ニッケルチタンファイル |
使用薬剤 | ゴム | MTA |
通院回数 | 4~8回程度 | 平均2回 |
当院の治療における2つの重要なポイントである「処置部位の確認」と「無菌環境での施術」について詳しくご説明いたします。
マイクロスコープは最大20倍まで拡大できる歯科用顕微鏡です。肉眼では見えない根管や、歯と歯肉の間の隙間などが確認できるようになり、より精密で安全な治療を行えます。根管治療では、処置部位の視認性が成功のカギとなります。高い成功率を実現するため、マイクロスコープは不可欠な機器です。
従来の根管治療では二次元レントゲンによる診断が一般的です。当院ではCTによる立体的な診断を実施しています。CTは立体的な撮影が可能で、通常のレントゲンでは確認できない部分まで詳細に把握できます。
ラバーダム防湿は処置対象の歯以外を覆うゴムシートです。これにより、口腔内の唾液に含まれる細菌が治療部位に入り込むのを防止します。感染リスクを抑制し、再感染、再治療の防止を実現します。
バキュームと接続し、歯周囲の唾液や水分を吸引して口腔内を乾燥状態に維持する器具がZOOです。乾燥を保ち唾液による感染リスクを最小限に抑えます。バネによる開口維持効果があり、チューブが舌を適切な位置に保持するため、患者さんの負担も軽減されます。
ファイルは感染組織の除去に使用する器具です。当院はこのファイルに、ニッケルチタン製の器具を使用しています。その最大の特長は「優れた柔軟性」です。
根管内は狭く入り組んだ構造をしています。そのため、様々な形状に対応できる柔軟なファイルが感染組織の除去に必要不可欠です。
ファイルでの感染組織除去後、根管内には削除片が残ります。これら欠片にも細菌が付着しているため、放置すると再発のリスクとなります。そこで次亜塩素酸ナトリウムによる根管内の殺菌を行います。この薬剤は高い殺菌効果を持ちながら、人体に優しいという特性を兼ね備えています。
根管内を洗浄の際には、上記の次亜塩素酸ナトリウムに加え、EDTAという薬剤を使用します。次亜塩素酸ナトリウムは根管内の汚れの内、有機質を溶解し、EDTAは無機質を溶解します。2つの薬剤を併用することによって汚れを確実に除去することができます。
感染組織を除去した根管内は、適切な材料で充填する必要があります。当院ではMTAセメントを使用しています。
MTAセメントには以下の特長があります。
・硬化時に膨張し、密閉性に優れる
・殺菌性が高く、細菌の再増殖を抑制
・高い強度で歯を内部から保護
歯根部に炎症が生じ、膿が溜まってしまうことがあります。このような場合、多くは抜歯となってしまいますが、当院では「歯根端切除術」により歯の保存を目指しています。
歯根端切除術は、歯肉を切開して歯根先端の膿袋を外科的に除去する方法です。
被せ物の材質も根管治療に影響することをご存じですか。被せ物というと銀歯を想像される方が多いでしょう。銀歯は強度と耐久性に優れた素材です。
しかし、銀歯には金属アレルギーのリスクがあり、審美性にも課題があります。口腔内の金属がアレルギーを引き起こす場合、全身症状を伴うこともあります。そのため当院ではセラミックなど、金属アレルギーの心配のない材料もご用意しています。セラミック治療の詳細は、白い詰め物・被せ物のページをご確認ください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。